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クエリャール -ペドロ1世宮殿と城-

カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県に位置するクエリャール。
セゴビアから北へ60キロ、バリャドリドからは南へ50キロ。
http://maps.google.es/maps?oi=eu_map&q=Cu%C3%A9llar&hl=ja
ドン・ペドロがホアナ・デ・カストロと結婚式を挙げた町。
移動手段はバスかタクシーか。アレバロにも近いし、この周辺は見所が多そうだ。


Palacio de Pedro I el Cruel de Cuéllar
クエリャールのペドロ1世宮殿

プラサ・マヨールから北に向かうコレヒオ通りに建つ、Casa de la Torreとも呼ばれる古い宮殿。
かつてドン・ペドロがクエリャールに宮廷を移し、ここに滞在したことから名付けられた。
12世紀末~13世紀初頭築造のロマネスク様式の建物で正面にはアーキボルト(飾りアーチ)、宮殿と塔をつなぐ部分に位置する窓は植物形の柱頭を持つ小円柱で仕切られた半円アーチの夫婦窓になっている。内部の格天井はかなり損傷している。
20世紀後半まで個人の所有となっていたものを町が買い取り、補強、改修工事が行われ、1974年7月20日に重要文化財に指定された。


Castillo de Cuéllar
クエリャール城

町の西側、丘の頂にある現在の建物は大部分が14~15世紀の建造である。
カスティリア王ホアン2世はクエリャールの町を娘イサベルに遺贈した。しかしエンリケ4世は異母妹から町を横領し、寵臣である初代アルブルケルケ公爵ベルトラン・デ・ラ・クエバに与えてしまう。彼は古い要塞を今日残る城館に改築し、その後継承者たちにより18世紀に至るまで改修が続けられた。
城館には豪華なタペストリーや装飾を施された広間、金銀の食器類、様々な様式の高価な武具が保管されていたが、独立戦争(スペインの対ナポレオン戦争)時にほとんどが略奪されてしまう。ナポレオン軍のユーゴ将軍(作家ヴィクトル・ユーゴの父)もこの城に滞在した。

城が城館に改められる前、14世紀にはブランシュ・ド・ブルボンを捨てたドン・ペドロがこの城でホアナ・デ・カストロと結婚式を挙げ、その夜を過ごした。
翌日、王は城と新妻を捨て再び彼女に会うことはなかった。

スペイン内戦後、城は政治犯収容所として整えられ、後に結核療養所、一般囚人用の刑務所として使われた。
こんな刑務所なら入ってみたいものだ。
所有者であるアルブルケルケ公爵の末裔より90年間の使用権の譲渡を受けた文部省は復元、改修工事を行い、教育研究機関を設立。城内にはアルブルケルケ公爵中等教育機関、公爵家資料館が含まれる。

観光アトラクションとして中世を舞台にした芝居が上演され、城館内の部屋を通って歴史的場面や風俗を楽しむことができる。入場制限があるため、アトラクションを楽しむには事前予約をしたほうが無難。
年間を通して土・日・祝日、夏期は毎日公開している。


クエリャルのモニュメント
ペドロ1世宮殿
クエリャル城
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 こんばんはくみぞうさま。長崎です。
 ごきげんいかがでしょうか。
 先日は王様の冠の画像資料をありがとうございました。コインの画像、たいへん参考になりました。王様の優美に波打つロングヘアーを見て、きっと美しい王様だったんだろうなという想像が広がりました。
 ペドロ様ゆかりの建物についても興味深く読ませて頂きました。
 ペドロ様のホアナを捨てるシーンは、漫画では王様の「冷めちゃった」感がとても印象的でした。
 今読み返すと青池先生は感情表現が巧いなぁとつくづく感心してしまいます。
 所で、くみぞうさまは14世紀当時のイベリア半島の地図資料(ネットの画像とか)はどのようなものを使ってらっしゃるのでしょうか?
 ご存知の範囲で結構なのですが、教えて頂けるととても助かります。
 度々お願いばかりして申し訳有りませんが、よろしくお願いします。
 では失礼します。

 連投スミマセン!
 書き忘れていた事がありました。
 描いた百年戦争漫画はネット公開よりも、本にしてみたいと思っています。
 出来上がった際にはくみぞうさまにも一冊寄贈したく思っています。
 お気に懸けてくださってありがとうございました。

長崎さまへ
王様のコイン、以前ネット通販で見かけたのですが状態の悪さに躊躇してる間に買いそびれてそのまま…この画像のような美しい王様なら迷うことなく手元に置いて愛でるのですが(笑
ドン・ペドロ縁の地はあまりにもたくさん、しかも広範囲に散在しているのでどこから紹介しようか悩んでしまいます。
当時のカスティーリャの地図…きっと現在とあまり変わってないだろうと思われるので、↓を見てあれこれ想像しています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/3575032866/249-7526531-8384303?v=glance&n=52033011&adid=0MQ4WBYPZBW038VPR84H&camp=243&creative=1615&link%5Fcode=as1
ただ全体から見た町の位置などは観光局から取り寄せた大判の地図が便利です。FAXで取り寄せできますよ♪
当時の戦について解説したサイトなどを見ると現在の地図を使用しているものが多く、行軍ルートも矛盾しませんので現在の地図で十分間に合うのだと思います。町の名前も昔のままだったりしますし、日本と違って主要な道や広場は大きく変わることはないのだと思います。
!!!百年戦争の本!楽しみがひとつ増えました!嬉しいな嬉しいな♪
調べものなどありましたら私の力の及ぶ限りお手伝いいたしますので言い付けてくださいね~~
La petrista del siglo XXI

くみぞう

Author:くみぞう

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