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モンティエル

1369年3月23日カスティリア王ドン・ペドロ1世は、ラ・マンチャのモンティエルでその生涯を終えた。

エストレーリャ城

トレド救援に向かう途中、敵軍に急襲されたドン・ペドロは、モンティエルのエストレーリャ城に逃げ込む。
軍備や食糧の備蓄もない小さな城から脱出するべく、エンリケに仕えるフランスの傭兵隊長ベルトラン・デュ・ゲクランと交渉するが捕らえられ、エンリケの手により刺殺されてしまう。
捕虜は貴重な戦利品。身代金と引きかえに釈放されるのが常で、敵国の王を捕らえれば莫大な身代金が転がり込む。
ドン・ペドロは、その死による王冠の譲渡により身代金を支払った。
また、フランス王ジャン2世のように一国の王が虜囚のまま生涯を終えるのは特異な例。
息子(シャルル5世・エンリケの庇護者)が身代金の支払いをケチったのだろう。さすが税金の父だ。

ドン・ペドロの遺体は城壁に吊るされ、首はセビリアの広場にさらされた。
野ざらしにされた遺体は村人により埋葬されたが、1374年頃バダホスのプエブラ・デ・アルコセルに移され、後にマドリッドの王立聖ドミンゴ修道院に移された。
この修道院は現存せず、ドン・ペドロは現在セビリアに眠っている。

モンティエルはラ・マンチャの田舎にある小さな町。
カラトラバ騎士団やドン・キホーテゆかりの町々を通り過ぎ、この先に本当に町があるのかと不安になった頃、ポツリと姿をあらわすのがエストレーリャ城。
城を下った道沿いにはドン・ペドロが倒れた場所を示す記念碑が建てられている。
673年前の今日も、その名の通り空には星(エストレーリャ)がまたたいていたはずだ。
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おのれ簒奪者エンリケめ────!
という呪いの声はひとまずおいて、黙祷…
(-人-)
一国の(正統な)王がこんな寂しい所で…(旅行者としてはこういう場所好きですけどね)と思うと泣けてきます。ううぅ
しかも死んでからも辱めを受け、後世まで悪しき王として喧伝されるなんて。
敗者が貶められるのは世の習いとは言え、胸が痛みます。

Mlle.C様へ
多分今も昔もそんなに変わらない風景だと思うのですが、王様に思いをはせるには絶好の場所ですよー
崩れたお城から「あっちがトレドでこっちがカルモナ。あぁ、王様がヤツの姑息な手段で命を落としたのはあの場所なのね…」と思うと切なくなってきます。
うるさい犬に付きまとわれなければ、じっくりひたれます。
こういった古城がよく残っているのは、やはりフランコが第二次大戦で中立を通したからなのでしょうね。
リスボン大地震がなければ、カルモナのお城ももう少しその姿をとどめていたでしょうが…
スペイン内戦についてはチラリと本を読んだりしましたが、フランコ自身がどういった人物なのかはあまり考えたことがありませんでした!
意外とドン・ペドロに自分を重ねたこともあったりして…?

…エンリケ~~~~~~~~~~~~!
石像の首を晒すだけなら構いませんが。
きちんと王様のご遺体を葬ってくれた村人達に感謝です。
どうせ卑怯な手段で王様を追いつめたのでしょう。
我が家の古い辞典の「スペイン史」の項目には、『ペドロ残虐王』の恐怖政治のせいで荒廃したスペインを『アルフォンソ11世の有力な庶子』が統治し、トラスタマラ王朝になって栄えた…みたいな書き方してるのがムカつきます。
くみぞう様に書きなおしていただきたいです。

RINO様へ
ほんっとーにエンリケのヤツは姑息です!
先日、ふと鏡を見るとなんだかエンリケな髪形になってたのでガマンならずに美容室に出かけた私です。あぁ~さっぱりした!
カスティーリャはドン・ペドロが継いだときには黒死病と戦争で人はバタバタ死んでいくし、国庫は空っぽ、すでに荒廃しきってたんですよね。
トラスタマラ王朝になって栄えた、といってもそれは新大陸発見以後じゃないでしょうか…
新大陸から入ってきた金銀財宝もそのうちスペインは素通りしてよその国に流れて行っちゃうんですけどね(涙
よーし!私がRINO様の辞典に「エンリケはトンスラハゲー」って書きに行きましょう!
La petrista del siglo XXI

くみぞう

Author:くみぞう

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