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イサベルへの突飛な贈り物

アルカサル外伝「公爵夫人の記」で描かれていた、ランカスター公からイサベルへの「突飛な」贈り物についての描写を発見。

He is likely to have been at Wallingford(Berks.) on the 11th for the marriage of his exceedingly dull brother Edmundo to Constance's too lively sister Isabel.
On her wedding day Gaunt gave her a "triper", a three-legged, vessel, silver-gilt and shaped like a monster, with three buttresses, and figures of "sergeants de macz"(mace-bearing sergeants?) on a green ground.
There were also a matching cup and ewer enamelled with crowned roses and "babewyns" -grotesque figures , not necessarily monkeys.
These amusing conceits were appropriate for Isabel, who was to acquire a reputation for light-heartedness, in contrast to her intense sister Constance.

John of Gaunt:The Exercise of Princely Power in Fourteenth-century Europe/Anthony Goodman


triperってなに??
babewyns??ガーゴイルみたいなもんなのか…?
エドムンド…exceedingly dull=超鈍いって訳しちゃっていいのか(汗
そんな(?)エドムンドや強い意志を秘めたコンスタンシアに比べるとイサベルはかなり楽天的で快活な女性に映ったのだろうか。
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tag : 公爵夫人の記

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おお!UPありがとうございます。
>ガーゴイルみたいなもんでしょうか…
たぶんそうだと思います。拙い知識を総動員して、問題の箇所のへっぽこ訳をしてみます!少々お待ちくださいませ。
exceedingly dull=超退屈とか、超つまんないってことでしょうか(汗)エドマンド可哀相…

うーむ、説明を読んでもやっぱりどんなものなのかイマイチわかんない…
水差しとカップのセットっぽいですが、ヨーク公夫妻がそれでお酒を飲んだりしたのでしょうかね?
現物が残っていたら見てみたいものですが、薔薇戦争とか宗教戦争で多分行方不明だろうなあ。

解読しようとしてもイマイチよく分からなかったのですが(汗)まずは簡単な方から。
(猿の)ヒヒのことを現在の英語でbaboonといいます。この単語は、中世ラテン語のbabewynusに由来します。この文に出てくるbabewynは、babewynusが変化したもののようです。元は"a grotesque figure used in architecture"を指したとのことで、くみぞうさんのおっしゃるとおり、ガーゴイルのようなものと思います。
文中で、"babewyns"の説明として、"grotesque figures , not necessarily monkeys"と書かれていますが、後ろの注釈(必ずしも猿ではない)は、現在はヒヒを意味するためでしょう。
参考(baboon) http://www.askoxford.com/concise_oed/baboon?view=uk
babewynでググるとこんなの引っかかってきました↓
http://www.thecrypt.net/babewyns/babewyn.htm
"triper"に合う(セットになった?)カップと水差しもあり、それらには(?)エナメル彩(エマイユ、七宝)で、王冠を戴いた薔薇(複数)と"babewyns(複数)"が描かれていた。
(エナメル彩色されてたのは水差しだけなのか、カップと水差し両方なのかどちらなのでしょう?)

問題の"triper"は分かりません~その後の文で説明されている容器のこと、というのは分かるのですが…
monsterのような形の、金メッキした銀製の、三脚の器で…??
with three buttresses? buttressとうのは建築用語で、控え壁(柱)と訳されるようですが、建物の外壁の補強のために、外側に張り出す形で造る柱状の部分のことですよね。「"buttress"に似たもの」「"buttress"のような形」の意味で使ってるのでしょうか?それでも良く分からない。
参考イラスト http://www2.merriam-webster.com/mw/art/buttress.htm
"sergeants de macz"…"Sergeants-at-Mace"ということでしょうか?Maceを持ったSergeantsの絵または人形?武器のMaceなのか、職杖のMaceなのか…

連投失礼します
"triper"がmonsterの形をしているということは、武器のMaceを持った兵の絵/人形なのでしょうか?
うーん。

>"triper"
tripodのことでしょうか?
現在は普通(カメラの)三脚を指すようですが、"a vessel (as a cauldron) resting on three legs"とあります↓ 脚が3つある容器―鍋ではないでしょう(汗)
http://www.merriam-webster.com/dictionary/tripod
16世紀イタリアのものですが、大英博物館のサイトで、"Bronze tripod with three nude female figures"というのを見つけました
http://www.britishmuseum.org/explore/highlights/highlight_objects/pe_mla/b/bronze_tripod_with_three_nude.aspx
やっぱり、どんな形のものかわからないんですけど(突飛だということはわかった)。"shaped like a monster"ってどんなmonsterなんだよー、ジョン<既に呼び捨て

Mlle Cさま
当然私もさっぱりです(涙
液体を入れる器には違いない…ですよね???
ジョン・オブ・ゴーントは、クリスマスには娘たちにフランスから取り寄せた蓋付の杯を贈ったりしてました。なので、同じようなものじゃないかと思っていたんですが…。
うーん???
子供たちに贈った現物は残っていないようですが、同じような物として参考に載っていた写真の品は、ごくごくノーマルなものでした。
あ、そういえばジョンがカタリナに遺した形見の品も杯だったような…?
もしかして彼はカップコレクターだったんでしょうか…。
本当はジョン自身、突飛なデザインが好みだったのかも…

秋津羽さま
うわーん!ご親切にありがとうございます!
へっぽこなんて何をおっしゃいますか!とんでもありませんよー。
ひたすら感謝感謝です。これからも頼りにしています!
リンク先のbabewynsコレクションにときめいてしまいました(笑)が、こんなもんがついてるなんて…かなり突飛です。
"babewyns"は絵なんでしょうか?それとも"Bronze tripod with three nude female figures"のような立体のものに彩色されたんでしょうかね?
"triper"って"triple"の誤植?それとも当時の英国の状況から考えるにフランス語かもしれない…と思ったのですが、とりあえず「3」に関係あるんでしょうか。「公爵夫人の記」で描かれているオブジェ状のものも三脚ですよね。でもわからなーい!←Mlle Cさまどうですか?
トリポッド?トライポッド??どっちだ?とブツブツ呟いていると、娘に「鳥ポット?」と聞き返されたのですが…
それかー!?←違うだろ
monster退治をするsergeants de maczといったテーマで作られた代物なんでしょうか…
うーん、やっぱりわかりません(涙
…で、「エドマンド超つまんない男説」が私の中でますます強固なものになりつつあります!
やっぱりイサベルタンは…ドキドキ

秋津羽さん、すばらしい!
謎の贈り物が徐々にヴェールを脱いでいくような……いや、ますます覆われていくような…(汗)
>triper
フランス語っぽくはないですけどねえ。
(sergeants de maczは完全にフランス語ですな。現代仏語とはちょっと綴りが違いますけど)
この種の容器をtriperと呼ぶのでしょうね。
美術史とか工芸史とかの領域かもしれません。
>エドマンド超つまんない男
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…
「公爵夫人の記」でも「さえない」とか書かれちゃってたし。
でも子供や孫はそれなりに派手キャラですよね。
誰に似たんだろ 
って母親か。←自己解決

↓ おススメweb辞書です。今回は威力を発揮しませんでしたが...
http://www.alc.co.jp
triper文章の前後関係から意味的には合っていると思います。
因みに、ギリシャ語由来と説明されてはいますが、シチリア島シンボルにtrinacria(3つの踵)と言うものがあります。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%AA%E3%82%A2
マン島にもtriskelion(?)があります。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Isle_of_Man
どちらもノルマン人に縁の深い土地です。

>babewyns
英国チャンネル4のサイトに少しだけそれらしい説明がありました。
Lincolnshireの領主Sir Geoffrey Luttrellが1325-1335に作らせた彩飾写本 Luttrell Psalter『ラットレル詩篇』の行間に描かれている生き物についてだそうです。
http://www.channel4.com/learning/main/netnotes/sersecid296.htm
>tripe
Monsterの形をした三脚の器(??)というとオリエンタルな三脚香炉“Tripod Incense Burner”とか三脚のoil warmerなどが思い浮びますが、なんなんでしょうねぇ。
水差しが別にあるってことは“wine vessel”ではなさそうだし。
ギリシャ神話の英雄と怪物? う~~ん。

Mlle Cさま
そうですかぁ~。フランス語ではないのですね(涙
スペイン語辞典を引っ張ってみてもそれっぽいものは、やっぱりtripodeくらいでした。
スペイン語でググってみましたが、今のところ正体不明です。
温厚で趣味人とか言われて好印象♪と思いきや、一転さえない男呼ばわりでしたよね。家庭人としてはいい夫で父親だったんでしょうけど。
イサベル亡き後、コンスタンシアが「イサベルがいたら…」と話していましたから、イサベルはスペインの春のように明るくて楽しげな女性だったのでしょう。で、子孫の派手っぷりは…やはり母親譲り(笑

金花糖さま
"tri"が3に関係ある…というのはわかりましたが、triperは依然として謎の物体です。「突飛な」という形容がなければ、杯かなんかだろうな~で済んでた気がします…
>trinacria
顔から脚が出てる…こわいよー(涙
杯なんかだとよく動物の脚が3本ついてたりしますが、安定性の問題だけなんでしょうか。何か他に意味があったりするんでしょうかね~??

ねこだましいさま
>『ラットレル詩篇』の行間に描かれている生き物
なんですかこの人面魚はー!激萌!!
かわいすぎ!他のbabewynsも見てみたいです!
>tripe
なるほど、青池先生の描かれたものは、上の方が平べったくなっていて、杯というより香炉のようにも見えますね~
いくつかこの時代の「杯」を探してみたのですが、聖書の一場面や聖人をモチーフにしたものばかりでした。
モンスターが登場すること自体、わりと珍しかったのかも?
ギリシャやケルト神話がモチーフだったりするんでしょうか??
なんだかこの件に関しては?ばかりです(笑
La petrista del siglo XXI

くみぞう

Author:くみぞう

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